The 44thJapanese Study Group on Pancreaticobiliary Maljunction

第44回日本膵・胆管合流異常研究会

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第44回日本膵・胆管合流異常研究会の開催にあたりまして

第44回日本膵・胆管合流異常研究会 会長
静岡県立こども病院 小児外科
漆原 直人

この度、第44回日本膵・胆管合流異常研究会を令和3年9月11日に静岡グランシップで開催させていただくことになりました。本研究会の長い歴史の中にあって、静岡県では26年ぶりの2回目の開催、小児病院としては初めてお世話させていただくことになり大変光栄に思います。また私にとっては消化器外科や消化器内科の先生方と交流できる大変貴重な研究会でもあり、研究会関係各位に深く感謝申し上げます。また今般の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に、対応されているすべての医療関係者の皆様のご尽力に敬意を表しております。

膵・胆管合流異常は、胆管炎、膵炎や胆道癌を高率に合併する先天異常です。本研究会では、本症に対する原因、診断、手術、合併症、予後などに関する研究が行われ、世界に向けて多くの発信がされてきました。とくに近年では、本研究会から膵・胆管合流異常診療ガイドライン、先天性胆道拡張症ガイドラインなどが出版されました。しかしまだまだ本研究会で検討を要する重要な課題が多くあります。胎児診断される胆管嚢胞では、胆道閉鎖か拡張症なのか鑑別困難な症例がみられることがあります。術後合併症である肝内結石に対する治療も施設によって違います。また腹腔鏡手術の普及にともない肝側胆管の切除について討論されることが少なくなったように思います。

そこで今回の研究会の要望演題は、① 新生児・乳児の胆管嚢胞(胆道閉鎖と拡張症の鑑別、鑑別困難な例)、② 膵胆管高位合流、③ 術後肝内結石発生例とその治療法(内視鏡的切石 vs 再開腹胆道再建)④ 肝側胆管切除範囲と肝切除、⑤ 腹腔鏡手術、⑥ 興味ある症例等としました。それぞれの立場から大いにご検討いただき、少しでも臨床の場に生かしていただければと考えております。

現在、新型コロナウイルスの状況が見えないことから、その対策として3密を避けた広い会場による現地開催とWeb配信のハイブリッドでの開催ができるように準備しております。Web配信も取り入れることからより広い地域・領域から医療関係者が参加し。例年に増して活発な討論が行われるものと期待しております。是非とも多くの会員の皆様にご参加いただき、活発なご討議を通じて実りある会にしていただけることを期待しております。

開催会場

グランシップおよび
Web会場
(11階:会議ホール「風」)
〒422-8019 静岡県静岡市
駿河区東静岡2丁目3-1

事務局

第44回日本膵・胆管合流異常研究会 事務局
〒420-8660
静岡市葵区漆山860
静岡県立こども病院小児外科
担当: 三宅 啓
TEL:054-247-6251
FAX:054-247-6259
E-mail:
ch-surgery@i.shizuoka-pho.jp
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